ヤマハ発動機は、介助者の負担軽減を追求した16インチホイールの軽量型電動車イス『タウニィジョイX』を4月1日から発売する。製品は、最新のJIS T9203(2010)を4月に取得する予定。
新開発タウニィジョイXは、産業用ロボットや電動アシスト自転車などで培った制御・駆動技術を応用し、操作部の制御は、ユーザーの状況・症状に合わせ加速度や旋回速度など操作感度を細かく設定する。新製品によって従来電動車イス利用が不安視されていた歩行障害者や高齢者など、利用可能者が拡大する。
また、車イス部は、上下可動式アームサポートや取り外し式フットサポート、16インチの小径ホイールの採用で、乗り降りや車イスからベッドなどへの横スライドによる移乗性の向上を図った。さらにオプションの介助操作部も見直し、速度設定をダイヤル式に変更し、一目でバッテリー残量が分かる表示機能を搭載する。
新製品は4月15 - 17日にインテックス大阪で開催される高齢者・障害者向け機器・用具の展示会「バリアフリー2010」に出展する。