スーパーカー、ヴェノムGT 登場…世界最高峰の性能を発揮

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ヴェノム GT
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米国のヘネシー・パフォーマンス・エンジニアリング社は29日、スーパーカー『ヴェノムGT』の概要を明らかにした。ロータス『エリーゼ』の軽量ボディをベースに、1200psのV8ツインターボを搭載。0-96km/h加速2.2秒、最高速422km/hという世界最高峰の性能を標榜する。

ヘネシー社は1991年、米国テキサス州ヒューストン近郊に設立されたチューニングメーカー。おもにGM、フォード、クライスラーのチューニングを得意とする。2007年にオリジナルスーパーカー、ヴェノムGTの開発計画を発表。当初、3月のジュネーブモーターショーでベールを脱ぐ予定だったヴェノムGTだが、開発の遅れから今回、ようやく市販モデルの発表に漕ぎ着けた。

ヴェノムGTは、ロータス・エリーゼがベース。カーボンファイバーをボディパネルはもちろん、ホイールにまで使用し、1071kgという軽量ボディに仕上げられている。また、エアロダイナミクスを徹底追求。超高速域で有効なダウンフォースを得る角度調整式の大型リアウイングをはじめ、アクティブエアロシステムなどが導入された。

ミッドシップには、シボレー『コルベットZR-1』用がルーツのLS9型6.2リットルV型8気筒スーパーチャージャー(725ps)を搭載。スーパーチャージャーをツインターボに換装した仕様も存在し、最大出力は1000psと1200psの2種類が用意される。

トランスミッションは、リカルド製6速シーケンシャル。ヘネシー社によると、1200ps仕様の場合、0-96km/h加速2.2秒、最高速422km/hという世界最高峰のパフォーマンスを実現するという。

ブレーキはブレンボ製のカーボンセラミックで、キャリパーはフロント6ピストン、リア4ピストン。ローター径は15インチだ。タイヤはミシュラン製パイロットスポーツ「PS2」を装着。トラクションコントロールも装備される。

ヴェノムGTはエンジンを米国で生産し、車両の最終組み立てを英国シルバーストーンで実施。米国、欧州、中東、ロシア、オーストラリア、アジアを販売エリアとして、年間10台を上限に生産する。価格は60万ドル(約5500万円)だが、ヘネシー社によると、すでに4台のオーダーが入っているという。

《森脇稔》

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