【IRL 第2戦】白熱の展開、佐藤琢磨は…

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第2戦
第2戦 全 7 枚 拡大写真

29日、雨で順延となったIZODインディカーシリーズ第2戦セントピーターズバーグの決勝レースがスタートした。前日から断続的に降り続いた雨はスタート前1時間には上がり、曇天の空の下午前10時25分、グリーンフラッグが振りおろされた。

路面に刷り込まれたラバーも前日の大雨で流れ落ち、コースは非常にスリッピーなコンディションだ。100周を競うレースは8人のドライバーによる10回のリードチェンジをはじめ、いたるところでオーバーテイク合戦が繰り広げられる白熱の展開。

ポールポジションからスタートしたウィル・パワーが終盤トップを奪還し、2連勝を飾った。

11番手からスタートした佐藤琢磨はスタート直後にポジションを2つあげ9番手につけると、21周目には8番手までポジションアップした。が、25周目の右ターンでアウト側ウォールにコンタクト。初戦に続き第2戦も完走ならず、22位で終えた。

「完走できなくて残念だ」琢磨はレースを振り返る。「スタート(のポジション争い)は楽しむことができた。とてもトリッキーなコンディションだったが、ポジションを上げることができたし手応えも良かった。しかしレースも序盤を過ぎたあたりからマシンのバランスに悩まされ始め、ピットインをしたかったのだが、給油タイミングまで粘ることにした。徐々にポジションをキープするのも厳しくなり、直後にウォールにヒットしてしまった。この2戦でマシンについて沢山の事を学んだが、未だシリーズについて学ぶことはある。そして、すぐにものにできる自信がある」

一方12番手からスタートした武藤英紀は、33周目のイエローコーションからリスタートした時点で5番手まで浮上。41周目には2番手までポジションアップするも、3回目のピットで大きく順位を落とし14位でフィニッシュラインを駆け抜けた。

「序盤はコンディションがトリッキーだったので慎重に走った。ピットタイミングをずらす作戦が功を奏し、一時は2番手にまでポジションを上げることができた。2回目のピットまでは順調だったのだが、3回目のピットインのタイミングで運悪くイエローコーションが出てしまい、さらにピットではクラッチミスでエンストさせてしまい順位を落としてしまった。終盤パスの難しいコースで数台を抜くことができたし、3回目のピットミスがなければ8番手に付けたのに残念だ」とコメントを寄せた。

次戦は4月11日、アラバマ州の「バーバー・モータースポーツ・パーク」のロードコースで開催される。

《ケニー中嶋》

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