27日の午後7時40分ごろ、新潟県上越市内の国道8号で、パトカーに追跡されていた軽乗用車が対向車線側に逸脱。対向車線を順走していた大型トラックも衝突を避けようと急ハンドルを切った弾みで逸脱し、パトカーと正面衝突する事故となった。
新潟県警・上越署によると、大型トラックとの衝突によって軽乗用車とパトカーは大破。軽乗用車を運転していた富山県黒部市内に在住する27歳の男性と、パトカーを運転していた同署地域1課に所属する53歳の巡査部長が全身強打でまもなく死亡。トラックを運転していた北海道岩見沢市内に在住する52歳の男性も打撲などの軽傷を負っている。
現場は片側1車線。軽乗用車を運転していた男性には家出人捜索願が出ていて、車両ごと手配されていた。巡査部長は手配されていたクルマを発見し、約10分に渡って追走していたとみられる。赤色灯は点灯させていたが、サイレンは使用していなかったとみられる。
トラックの運転手は調べに対して「軽乗用車が突然飛び込んできた。最初の衝突で前輪タイヤがおかしくなり、パトカーの存在はわかったが、ハンドルが切れないまま衝突した」などと供述しているようだ。
現場は上越市柿崎区竹鼻(N37.17.42.5/E138.24.48.1)付近の国道8号。