TOKYO DRIFT IN ODAIBA…盛りだくさんのお好み対決

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ
単走チャンピオン決定戦。川畑がパーフェクトなドリフトを見せ、審査員3名全員が100点とし、優勝
単走チャンピオン決定戦。川畑がパーフェクトなドリフトを見せ、審査員3名全員が100点とし、優勝 全 12 枚 拡大写真

D1グランプリは27・28日に、「TOKYO DRIFT IN ODAIBA」と題して、お台場の青海臨時駐車場の特設コースでイベントを開催した。

初日は2010年シーズンのシリーズ第1戦が開催され、02年および09年王者の今村陽一が優勝。2日目は「D1GP ALL STAR SHOW」として、海外のD1選手4名を含むトップドリフター27名+αによる競技ならびに各種イベントなどが行われた。

まず行われたのは、単走チャンピオン決定戦。シリーズ戦での単走は2次予選の位置付けだが今回は一発勝負。さすがにシード選手およびそのすぐ下のゼッケン10番台の選手たちが勝ち残る。SUPER GTの09年GT300王者でもある織戸学が99.96点で1位となり、以下、07年王者・川畑真人、野村、09年2位の手塚強、今村の順となった。

決勝戦は3番手出走の野村がパーフェクトな走りを見せ、審査員全員が100点満点をマーク。しかし直後の川畑も100点。決勝戦で同点の場合は後から出した方が上位となる。最後の織戸も100点を狙って超ハイスピードで1コーナーに飛び込むが、2コーナーへのアプローチ時に体勢が乱れてしまい、これにより世界一の座は川畑に決定した。

トロフィーは故・黒井氏の奥さんから手渡され、「とーちゃん(故・黒井氏のこと)も喜んでいてくれていると思います」とコメントして、ファンを喜ばせた。

その後は、アニメ「銀魂」とのコラボレーションイベントやタイヤメーカー別ドリフト車庫入れ勝負、今シーズンからスタートするレディースリーグ「ヴィーナスチャレンジ」の参加選手7名の紹介とデモランなどを経て、「ドリームマッチ追走バトル」へ。

今回はファン投票による「見たい対戦」を惜しみなく盛り込んだ。織戸、今村、斎藤、手塚、日比野哲也らはブロックが極力分けられているが、トーナメント内に2回もエントリーしている、お祭りイベント。

スーパースターはどっちだ対決として織戸vs野村、現在のD1で最も因縁のある両者が対決する今村vs斉藤太吾、成績は弟が上だけど兄としては譲れない末永直登(兄)vs末長正雄(弟)の兄弟対決などがラインナップされた。

トーナメントは今村が左ブロック決勝進出。今村は右ブロックでも勝ち進み、日比野と準決勝。日比野は愛車のハチロクが不調を来たし、チームの松川和也のレクサス「SC430」(これも前日バリアに突っ込んでフロント部がない)を拝借して乗っている状態で、今村が勝利。2回エントリーの今村がどちらも準決勝で勝利したため、この時点で優勝が決定した。昨年の勢いを持続していることを改めて周囲に見せつけた。

D1GPのこの後のスケジュールは、4月24・25日に大分県オートポリスに移して第2戦が開催。ストリートリーガルのインターシリーズおよびレディースリーグは、4月17・17日に岡山県備北ハイランドで第1戦を開催だ。

《デイビー日高》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ベントレー史上最大のデザイン革命」初のコンセプトEVは、全長5m超えの3名乗りクーペ
  2. もしも「タイプ992」が初代911をオマージュした世界線だったら…? ウクライナのデザイナーが再解釈
  3. 「鈴鹿8耐」最注目のヤマハ車は完全新作の『YZF-R9』! 150万円を切るなら「ブレイクの予感」しかない
  4. まさに水上のスポーツカー!ブラバスの「電動ジェットボード」登場、世界77台限定で340万円
  5. バイクの外観を損ねない!超強力マグネットのスマホホルダー「フリークマウント2.0」に新色5色
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る