シムドライブ清水社長「EVは売りやすい」

自動車 ビジネス 企業動向
SIM-Drive代表取締役社長の清水浩氏(画像はシムドライブ先行開発車事業第1号の記者発表会)
SIM-Drive代表取締役社長の清水浩氏(画像はシムドライブ先行開発車事業第1号の記者発表会) 全 3 枚 拡大写真

鳥取県米子コンベンションセンターで29日に開催された「鳥取県経済成長戦略フォーラム」で、SIM-Drive(シムドライブ)取締役社長の清水浩氏は、「ベンチャー企業は、販売網を持っていない」との問題を指摘した。

シムドライブは、技術を提供することでEVの普及を目指す企業。自動車会社はもとより、通信会社、電子部品メーカー、自治体など同社スタート時には34の企業と団体が参加している。これらの参加企業は、シムドライブの研究や開発成果をもとにEVの製造をおこなう。米子市でEVを製造することを発表したナノオプトニクス・エナジーも、シムドライブの枠組みに参加している。

清水氏は、「ガリバーは、すでにインターネットで年間4万台のクルマを売っている。EVはもっと売りやすいのではないか」と、客席のガリバーインターナショナル代表取締役会長の羽鳥兼市氏に話を振った。

これに答えた羽鳥氏は、「EVの販売は任せてください」と力強い言葉をかけた。EVには興味がなかったという羽鳥氏だが、清水氏が開発した電気自動車『Ellica』(エリーカ)に乗り「これからの時代はEVだ」と感じたという。

ナノオプトニクス・エナジーは、大学と連携して天体望遠鏡用レンズの研磨技術や超伝導送電などを研究・開発している企業のため、自動車の販売網は一切持っていない。このようなナノオプトニクス・エナジーだが、シムドライブの枠組みを活用してガリバーインターナショナルにてEVを販売すると考えられる。

《安達崇徳》

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