米国ホンダは1日、2月の新車セールスの結果をまとめた。総販売台数は10万8262台で、前年同月比は17.8%増(季節調整済み)と、5か月連続で前年実績を上回った。
ホンダブランドの乗用車系では、主力車種の『アコード』(日本名:『インスパイア』)が前年同月比23.2%増の2万9120台と、6か月連続のプラスを達成。そのうち、09年11月に発売された『アコードクロスツアー』は、2587台を占めた。『シビック』も4.6%増の2万2463台と、4か月連続で前年実績をクリアする。
一方、『フィット』は前年同月比15.3%減の4670台と、7か月連続で減少。09年4月に米国市場へ投入された新型『インサイト』は、179.2%増の1652台を売り上げている。
ライトトラック(SUV/ピックアップトラック/ミニバン)系では、主力車種の『CR‐V』が1万4848台を販売し、前年同月比は10.2%増と3か月ぶりの前年実績超え。大型SUVの『パイロット』も47.8%増の1万0432台と、3か月ぶりに好転した。モデル末期の大型ミニバン、『オデッセイ』も25.8%増の1万0670台と、2か月連続のプラスと好調だ。
アキュラブランドの乗用車系では、『TSX』が前年同月比15.6%増の3072台と、3か月ぶりに増加。『TL』も16.6%増の3917台と回復を見せた。しかし、『RL』(日本名:ホンダ『レジェンド』)は、2.7%減の163台と不振だ。
SUVでは、09年12月にマイナーチェンジを受けた『MDX』が、前年同月比42%増の3281台と3か月連続で増加。『RDX』も17.9%増の1025台と、2か月連続でプラスとなった。09年12月に発売された新型『ZDX』は、264台を販売している。
米国ホンダのジョン・メンデル上級副社長は、「3月は、とくにライトトラック系の販売が好調。高い残存価値も、顧客の大きな選択理由になっているようだ」と、語っている。