[茨城空港開港]鉄道廃線を利用---“BRT”を導入へ

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鹿島鉄道の跡地一部をバス専用道化へ
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茨城県石岡市・小美玉市などは、2007年春に廃止された鹿島鉄道(石岡 - 鉾田、27.2km)の跡地一部をバス専用道化する事業をすすめている。

バス専用道化される区間の一部にはすでにアスファルトが舗装され、新たな停留所や上下のバスが交換できる待避エリアなども整備されていて、事業関係者が沿線住民に「8月にバスが運行する予定だ」と説明にまわっているという。

同事業は、鹿島鉄道跡地の石岡駅 - 旧常陸小川駅間(7.1km)をバス専用道とし、既存の路線バスよりも定時性と速達性を向上させる“地方型BRT(Bus Rapid Transit)”を目指すプロジェクト。

いまだ舗装工事が未着手のまま、錆び付いた線路が残っている区間もあるが、石岡市などは、「いち早く工事を終え、春には部分的に専用道を利用する可能性もあるが、8月より手前で実現させたい」と意気込む。

運行主体となる事業者は関鉄グリーンバスで、バス専用道を通ることで、現在の石岡 - 鉾田間の代替バスの72本/1日が、110本/1日に増発されるという。沿線に通学する高校生をはじめとする住民らの公共交通の利便性の向上ほかに、所要時間の短縮も期待される。

石岡市などは「最近は茨城空港の見物客で土日となるとさらに渋滞が激しくなる。バス専用道ができれば、既存の路線バスが往来する国道355号の渋滞緩和と二酸化炭素削減も期待できるだろう」と話していた。

《レスポンス編集部》

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