NUMMI、25年の歴史に幕

自動車 ビジネス 企業動向
最後のカローラを送り出すNUMMI従業員たち
最後のカローラを送り出すNUMMI従業員たち 全 3 枚 拡大写真
トヨタ自動車は2日、現地時間の4月1日に、GMとトヨタとの合弁工場NUMMI(ニュー・ユナイテッド・モーター・マニュファクチャラーズ・インク)の生産活動を終了したと発表した。多くの従業員に見守られながら、最後の『カローラ』が生産ラインから送り出され、NUMMIは、25年の歴史に幕を下ろした。

NUMMIは1984年、GMとの合弁事業として、米カリフォルニア州フリーモント市で生産を開始し、これまで累計800万台近くを生産した。全ての生産が終了した後も、一部の従業員は工場にとどまり、塗装ガンの掃除や溶接機械のチップ交換などを行い、業務を終了した。

豊田社長は「これまでトヨタ車とGM車の生産に従事していただいたNUMMIのチームメンバーやサプライヤー、そして地域社会の皆様に対して、心から感謝申し上げます。また、25年間、共に生産活動を行ったGMに対しても、感謝の念をお伝え申し上げます。チームメンバーの皆さんが、最後の一台まで心を込めてつくり込み、終了後も器具の手入れをされていたとお聞きし、NUMMIの皆さんのモノづくり精神に大変感銘を受けました」との声明を発表した。

今後カローラはカナダ工場(TMMC)と一部日本国内からの輸入に切り替わり、ピックアップトラックの『タコマ』はテキサス州サンアントニオ工場(TMMTX)へと移行する。

《宮崎壮人》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. マツダの新型SUVが約250万円から!?「バグってる」「買わない理由がない」など驚きの声殺到
  2. 世界初、個人所有できるレベル4自動運転「ロボカー」誕生、2026年に納車開始
  3. マツダ、新型電動SUV『EZ-60』を中国発売…約250万円から
  4. スズキ『クロスビー』改良新型、内外装を刷新…215万7100円から
  5. BMWが機能向上、『2シリーズ』新色・『4シリーズ』照明強化・『5シリーズ』利便性アップ…今秋から欧州で
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る