シボレー ボルト、先行量産モデル第1号車がラインオフ

エコカー EV
ボルトの先行量産車
ボルトの先行量産車 全 3 枚 拡大写真

GMが年内に発売予定のプラグインハイブリッド車、シボレー『ボルト』。その先行量産モデル第1号車が3月31日、米国ミシガン州デトロイト・ハムミトラック工場でラインオフした。

ボルトは、家庭用コンセントからも充電できるプラグインハイブリッド車。GMが「エクステンデッドレンジEV」と呼ぶように、基本はモーターのみで走行し、エンジンを充電専用としている点が、同じハイブリッド車のトヨタ『プリウス』との最大の違いとなる。

ボルトのモーターは最大出力150ps、最大トルク37.7kgmを引き出し、最高161km/hまで加速させる。2次電池は、蓄電容量16kWhのリチウムイオンバッテリー。充電時間は120Vコンセントで約8時間、240Vコンセントで約3時間だ。

フル充電時の最大航続距離は約64km。バッテリー残量が少なくなると、発電用の1.4リットル直列4気筒エンジンが始動し、ジェネレーターを回してモーターに電力を供給するとともに、バッテリーを充電する。その結果、航続可能距離は480km以上まで伸びる。「エクステンデッドレンジEV」という名前の由来は、エンジンを回すことで走行距離を延長する電気自動車、という意味が込められている。

今回GMは、ボルトの先行量産モデルを初生産。このモデルは市販されず、最終的な品質確認に使用される。今後、数台の先行量産車が、ハムミトラック工場からラインオフする予定だ。

ボルトの正式市販モデルは、年内に生産がスタート。同工場のTeri Quigley工場長は、「高い生産クオリティを持つハムミトラック工場から、未来のGM車を、自信を持って送り出す」とコメントしている。

《森脇稔》

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