日産自動車は6日、『セフィーロ』『プリメーラ』『ブルーバード』『サニー』『ティーノ』計5車種の加速装置に不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは、1998年8月20日から2002年8月20日に製作された2万5024台。
アクセルペダル踏み込み時の操作力を調節する装置内のディスクに、成形加工時の加工油が付着したため、プレートとの摩擦力が徐々に増加し、開度センサーの戻りが遅くなり、アクセルペダルを離してもエンジン回転数がアイドル回転まで下がらないおそれがある。
リコール対象車両には、ブレーキ優先システムが装備されており、ブレーキ操作を行えばスロットルが自動的に低開度に抑制されるため、車両を停止させることができる。
全車両、ディスクとプレートを取り外すとともに、一部車種についてはリターンスプリングを対策品と交換する。
不具合発生件数は43件で、市場からの情報で発見した。軽傷事故が1件起きている。