アストンマーチン ラピード…ニュル24時間レースに出走

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ラピード ニュルブルクリンク24時間レース仕様
ラピード ニュルブルクリンク24時間レース仕様 全 1 枚 拡大写真

アストンマーチンは6日、5月15 - 16日にドイツで開催される「第38回ADACニュルブルクリンク24時間レース」に、同社の新型4ドアスポーツカー、『ラピード』(RAPIDE)が出走すると発表した。

新型ラピードは、2009年9月のフランクフルトモーターショーでワールドプレミア。アストンマーチンにとって久々の4ドアモデルで、世界で最もエレガントで機能的、ラグジュアリーな4ドアスポーツカーを目指して登場した。

『DBS』や『V8ヴァンテージ』などと同様に、ひと目でアストンマーチンとわかるアイデンティティを保ちつつ、クーペのように流麗なフォルムを持つ4ドアボディを構築。ボディサイズは全長5019×全幅2140×全高1360mmだ。

独立4シーターのキャビンは、レザーやウッドなどの天然素材を吟味し、極上のラグジュアリーを表現。バング&オルフセン製オーディオや後席用のツインDVDスクリーンなどにより、快適な移動空間が追求されている。

エンジンは、『DB9』と基本的に共通の5935ccのV型12気筒で、フロントミッドシップにレイアウト。最大出力477ps/6000rpm、最大トルク61.2kgm/5000rpmを引き出す。トランスミッションは「タッチトロニック2」と呼ばれるパドルシフト付き6速ATで、0-100km/h加速5.3秒、最高速303km/hと、パフォーマンスは一級だ。ラピードの英国価格は、13万9950ポンド(約2000万円)からである。

アストンマーチンは今回、ラピードのニュルブルクリンク24時間レース参戦を発表。市販モデルからの変更点は、軽量化のための内装材の廃止、サスペンションの設定変更、スリックタイヤの採用、ロールケージや消火器の装備など。市販のラピードに最低限の改造を施して、過酷な耐久レースに挑む。

アストンマーチンは同レースに、5年連続でエントリー。2009年は『V12ヴァンテージ』が、総合21位で完走を果たしている。アストンマーチンのウルリッヒ・ベッツCEOも、2009年に引き続いて、ドライバーのひとりとして参加。「このレースは、すべてスポーツカーにとって、最高のテスト舞台となる」と、コメントしている。

《森脇稔》

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