タタの新車販売29%増、ナノは3万台超…09年度実績

自動車 ビジネス 海外マーケット
低価格車ナノは2009年度3万台を販売した
低価格車ナノは2009年度3万台を販売した 全 7 枚 拡大写真

インドのタタモーターズは1日、2009年度(2009年4月から2010年3月)の商用車と乗用車を合わせた新車販売(輸出も含む)の結果を公表した。総販売台数は64万2686台で、前年同期比29%増と、過去最高を達成した。

画像:ジュネーブショー10に出展したタタ

3月単月の新車販売(輸出も含む)は、7万5151台。前年同月比は、38%増と大きく伸長した。このうち、インド国内の3月セールスは、前年同月比35%増の7万1046台である。

インドでの主力は商用車で、3月の商用車販売は、過去最高の4万3285台。前年同月比は49%の大幅増だ。このうち、LCV(ライトコマーシャルビークル)は、『エース』シリーズの好調により、35%増の2万9004台と、こちらも過去最高。2009年度はインドで37万3615台の商用車を販売しており、前年同期比は41%増と、過去最高の伸びをマークした。

乗用車の3月インド販売は、前年同月比17%増の2万7761台と、月間販売記録を更新。『ナノ』が4710台をセールスしたのをはじめ、『インディカ』シリーズが今期最高の1万1618台、『インディゴ』シリーズが66%増の7537台の新記録を樹立。その一方、『スモー』『サファリ』シリーズは、23%減の3896台と落ち込んだ。

2009年度では、インドで過去最高となる23万4930台の乗用車をセールス。前年同期比は25%増と旺盛な需要を示した。ナノが3万0350台、インディカシリーズが3%増の11万4415台、インディゴリーズが15%増の5万6634台を売り上げている。

3月の輸出台数は、前年同月比128%増の4105台。2009年度では、前年同期比2%増の3万4141台を出荷している。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ホンダ『CB1000F』早くも受注が1600台超に、年間生産計画5000台…CBオーナーイベント復活も計画
  2. 免許不要で歩道走行可能な新型4輪モビリティ、全幅59cmの「CURIO Q1」初公開へ…ジャパンモビリティショー2025
  3. トヨタ『カムリ』新型に「GT-Sコンセプト」、スポーツセダンの新境地を提示…SEMA 2025
  4. トヨタ『RAV4』新型、パワーと燃費向上の第5世代ハイブリッド搭載…12月米国発売へ
  5. 米トヨタ、新世代オーディオマルチメディアシステム発表…『RAV4』新型から搭載へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る