フォードWRCのラトラバ選手、ニュル24時間耐久に挑戦
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ラトラバ選手は、フィンランド出身の25歳。8歳にして、自宅近くのプライベートロードでフォード『エスコートMK1』を操り、16歳でラリーデビュー。2002年にプライベーターの『フォーカスRS・WRカー』に乗り、2006年からはフォードのWRCドライバーにステップアップした。
現在、BPフォード・アブダビチームのフォーカスRSで、WRCに参戦中。これまでにWRCで2度の勝利を挙げており、今シーズンのWRCでは4月上旬、第3戦のヨルダンラリーにおいて、ラトラバ選手は2位という結果を残したばかりだ。
そんなラトラバ選手が5月15 - 16日、ドイツで開催されるニュルブルクリンク24時間耐久レースに出走。もちろん、マシンはフォーカスRS。2.5リットル直列5気筒ターボ(305ps)を搭載する市販版での参戦となる。
WRCでは4WDマシンだが、市販のフォーカスRSは、駆動方式がFFとなるなど、ラリーとは走る環境が違えば、マシンも大きく異なる。しかし、ラトラバ選手は10日、ニュルブルクリンクをテスト走行し、確かな手ごたえをつかんだようだ。
ラトラバ選手は、ドイツ・ケルン大学の学生が運営するFHケルン・モータースポーツチームからエントリー。他の3名のドライバーとともに、ニュルブルクリンク24時間レースに挑む。初の24時間耐久レースとなるラトラバ選手、「ニュルのスリリングなコースを楽しむよ」と、コメントしている。
《森脇稔》