プジョー、主力ディーゼルエンジンを改良

自動車 ビジネス 海外マーケット
207シリーズ
207シリーズ 全 5 枚 拡大写真

プジョーは12日、欧州向けのプジョー車に搭載する主力ディーゼルエンジンに改良を施した。

新エンジンは、1.6リットル直列4気筒ターボディーゼルの「HDi FAP」。2種類のチューニングが存在し、ともに可変ジオメトリーターボの設定が見直された。

高出力版は、最大出力112ps/3600rpm、最大トルク27.5kgm/1750rpmを発生。従来比で、3ps、3kgmのパワーアップを果たした。また、オーバーブーストモードでの最大トルクも、26.5kgmから29kgmへ、2.5kgm引き上げられている。

ノーマル版は、最大出力92ps/4000rpm、最大トルク23.4kgm/1750rpmを獲得。従来比で、2ps、1.5kgmの性能向上に当たる。

両エンジンともに、新しいピエゾインジェクターを採用。燃料を1650 - 1700バールの高圧で噴射し、さらに燃焼効率を高めた。エンジンコンピューターやEGR(排出ガス再循環装置)も改良。ディーゼルパーティキュレートフィルターは、18万kmまでのロングライフ化が図られた。これらの変更により、CO2排出量の5g/km削減に成功。もちろん、排出ガス性能はユーロ5に適合する。

この新エンジンは、プジョー各車に順次搭載。これにより、主要各モデルの最少CO2排出量は、『107』が106g/km、『207』が99g/km、『308』が114g/km、『3008』が130g/km、『5008』が135g/kmとなった。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  2. 日産 リーフ 新型をライバルと比較…アリア、テスラ、bZ4Xと何が違う?
  3. 15歳から運転できる「小さいオペル」に興味アリ!「通勤用にこういうのでいいんだよ」など注目集まる
  4. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  5. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る