ETC車載器を装着していないクルマでETCレーンを通過し、通行料金の支払いを不正に免れていたとして、北海道警は11日、北海道東神楽町内に在住する37歳の男を道路整備特別措置法違反容疑で逮捕した。北海道内でのETC不正摘発は今回が初となる。
北海道警・高速隊によると、逮捕された男は2010年3月8日の午後1時ごろ、旭川市近文7線(N43.47.58.9/E142.19.47.1)付近にある道央自動車道・旭川鷹栖インターチェンジで、ETC車載器を搭載していないにも関わらず、ETCレーンを進行。通行料金の支払いを不正に免れた疑いがもたれている。
レーンに設置していたカメラが不正通過するクルマのナンバーを撮影しており、警察はこの情報を元に東神楽町内に在住する37歳の男から事情を聞いていたところ、男が不正通行の容疑を大筋で認めたことから逮捕した。
調べに対して男は「ニュースで不正通行のことを知り、料金を支払うのがバカらしくなった」、「2009年夏から10回ほどやっている」などと供述しており、警察では不正通行を行った回数について裏付けを進めている。