プジョーシトロエン、新型3気筒ターボエンジン生産へ

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PSA(プジョー・シトロエン)は12日、フランス国内のエンジン製造子会社、フランス・メカニック社に、総額1億7500万ユーロ(約220億円)を投資し、2013年から新型3気筒ガソリンターボエンジンの生産を開始すると発表した。

対象となる工場は、フランス北部のDouvrin工場。同工場では2013年初頭から、1.2リットル直列3気筒ターボエンジンを生産する。またその1年前の2012年初頭には、フランス東部のTremery工場で、そのNA版の製造に着手する。

Douvrin工場はもともと、プジョーとルノーのエンジン生産拠点だった。1966年、プジョーとルノーは技術提携を結び、エンジン製造子会社として1969年、フランス・メカニック社を設立。同社の工場が、Douvrin工場だったのだ。

現在、Douvrin工場では、BMWグループとPSAが共同開発したEPエンジンを含む、ガソリン&ディーゼルエンジンを製造。2009年は年間130万基を生産し、そのうち94万2000基がプジョーとシトロエンに搭載された。

新1.2リットルターボエンジンは2013年、年間32万基の生産を計画。プジョー『107』&シトロエン『C1』の後継車への搭載が有力だ。PSAのフィリップ・バラン会長は、「新エンジンは、PSAのCO2排出量削減目標の実現に貢献する」と、期待を寄せている。

《森脇稔》

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