アウディ、ドイツにカスタマーセンター…R8のレースをサポート

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カスタマースポーツセンター
カスタマースポーツセンター 全 5 枚 拡大写真

アウディは14日、ドイツ・インゴルシュタットに、『R8』のレース専用車、「R8LMS」用のカスタマースポーツセンターをオープンさせた。

R8LMSは2009年、FIA(国際自動車連盟)が認定するGT3カテゴリーに参戦するために開発。巨大なリアウィングは最高速度300km/h超という領域で有効なダウンフォースを獲得するためのアイテムで、地を這うように低められた車高やフロントフードに追加されたエアインテークなども、ベース車両のR8と異なる。

エンジンは直噴V型10 気筒ガソリンの「FSI」で、最大出力は500psオーバー。FIAの規定により、フルタイム4WDの「クワトロ」は後輪駆動に変更された。トランスミッションは6速シーケンシャル。R8LMSは09年のデビューシーズン、いきなりの大活躍を見せ、76レースで23勝を上げ、3つのタイトルを獲得している。

2010年モデルは、シャシー&サスペンションのセッティングを煮詰め、エンジン冷却性能や電気系、排気系をアップグレード。新開発の6速シーケンシャルトランスミッションも採用された。価格は29万8000ユーロ(約3800万円)だが、すでに2010年生産分はすべて完売したという。

アウディは今回、R8LMSの顧客向けのカスタマースポーツセンターを、ドイツ・インゴルシュタットにオープン。パーツの供給やテクニカルアドバイスなどを行う拠点として活用される。

R8LMSは今シーズンも、欧州GT3カテゴリーの各種レースに参戦するが、5月15‐16日にドイツで開催される「ニュルブルクリンク24時間耐久」が、間近に迫った一大イベント。アウディR8LMSは3チームから合計7台がエントリーする。2009年の同レースでは、ABTスポーツラインチームのR8LMSがGT3クラス優勝、総合2位という結果を残しており、今年の活躍にも注目が集まっている。

《森脇稔》

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