バイクオークションの業界団体「日本二輪車オークション協会」(=JABA・東京都港区)の第19回通常総会が16日、都内で開かれ、今年8月の一般社団化を目指す新体制が承認された。
新会長は荒井寿一氏。荒井氏は1920年創業の商社「荒井商事」(東京都港区)の会長。四輪車オークションの「日本オートオークション協会」(=NAK・東京都中央区)の理事でもあり、二輪車、四輪車を問わずオークション業界を熟知する。
挨拶に立った荒井氏は「二輪車の業界は、ライバルではあるが和気あいあいといろいろなことを相談できる雰囲気のある団体。そのよさを生かしてまとめ役としてがんばっていきたい」と抱負を語った。
2010年度のそのほかの役員体制は以下のとおり(敬称略)
副会長=中山武司(ビーディーエス社長)、吉田純一(大坂オートバイ事業協同組合理事長)
理事=田島史郎(オークネット二輪事業本部執行役員)
監事=長坂和夫(愛知オートバイ事業協同組合理事長)
同協会は盗難二輪車の中古市場流通を防ぎ、市場の健全化を目的に、1992年に設立された。また、オークションに出品される二輪車の走行距離データを蓄積し、メーター巻き戻しなど改ざん防止のシステムを確立する。2010年8月に一般社団法人化の予定。上記役員のほか、理事が4人増員される。