【Fニッポン 開幕戦】決勝…小暮が逆転挟むポールtoウィン

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日本最高峰のフォーミュラレース「全日本選手権フォーミュラ・ニッポン」は、4月18日に鈴鹿サーキットで2010年シーズンの開幕戦決勝(37周)を開催。全14台が今季緒戦に臨み、小暮卓史(ナカジマ・ホンダ)が優勝、通算7勝目を達成した。

晴天のもとで開催された開幕戦決勝はレース距離220km、最低1回のタイヤ交換(本数自由/給油の有無も自由)が義務づけられる形式。ポールポジションの小暮は、スタートでジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(インパル・トヨタ)に先行を許す。

だが、オリベイラが26周終了でピットインして約14秒間の給油(とリヤ2輪交換)をしたのを見て、小暮も翌周ピットインし、こちらは約10秒間で給油(と同じくリヤ2輪交換)を済ませ、ピットでの“約4秒差”を活かしてオリベイラの前に出ることに成功。そのまま逃げ切って逆転優勝を飾った。

小暮は、スタート時に燃料を多めに積んでいたことが奏功したかたちで、本人もゴール後に「作戦勝ちですね。チームに感謝です。ピット作業も素晴らしかったですし」とコメント。序盤からタイヤにフラットスポットをつくるなど、苦しんだ部分もあったが、フォーミュラ・ニッポン8年目、悲願の初タイトル獲得に向けて好スタートを切った。

「ただ、ラクには勝てない状況。次戦以降、チームと一緒にもっとマシンを速くして、このいい流れでチャンピオンを狙いたい」と、さらなるマシンセッティングの向上を図りつつ、連勝街道爆進を狙う構えだ。

2位はオリベイラ。3位にはアンドレ・ロッテラー(トムス・トヨタ)が入り、結果的にトップ3はスターティンググリッドの順位のまま決着。予選で2番手に入りながら、再車検で車両に規定違反があってピットスタートとなった石浦宏明(チームルマン・トヨタ)は、最終的に10位だった。

次戦・第2戦は5月22 - 23日に、栃木県ツインリンクもてぎで開催される。

《遠藤俊幸》

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