【F1中国GP】雨のタイヤ選択で結果が

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ
表彰台(写真=ブリヂストン)
表彰台(写真=ブリヂストン) 全 6 枚 拡大写真

スタート時刻に合わせたかのように雨が降り出した上海インターナショナルサーキット。

スタートの瞬間、最初の波乱が発生する。「僕のキャリアでも初めての失態だ」と本人が語るように、予選3番手のアロンソ(フェラーリ)がフライングスタートの失敗を犯してしまった。またポールポジションのベッテル(レッドブル)もチームメイトのウェーバーに先行されて3番手にドロップ。

オープニングラップの混乱はこれだけでなく、ブレーキングでスピンを喫したリウッツィ(フォースインディア)がブエミ(トロロッソ)と小林可夢偉(ザウバー)を巻き込みながらリタイア。この多重クラッシュによってペースカーが導入される。

スタート時は小雨だったことから、ほぼ全車がスリックタイヤでスタートしていたが、このペースカーラン中に雨足が強くなりはじめ、慌ててタイヤ交換のためにピットインする者とコース上に残る者とに分かれた。結果的にこの判断が最終的なリザルトに大きく影響することとなる。

コース上にステイした主なドライバーは、ロズベルグ(メルセデスGP)、バトン(マクラーレン)、クビサ(ルノー)、ペトロフ(ルノー)らという顔ぶれ。雨は強くなりかけたものの、小康状態となりコース上はスリックタイヤの方がインターミディエイト(浅溝レイン)よりも速いコンディションとなった。

そして再び雨足が強くなり、ロズベルグはコースを一旦オーバーランしてしまいバトンにトップの座を明け渡す。すると22周目に他車と接触したアルゲルスアリのマシンからパーツが脱落した影響で再びセーフティーカーが導入された。

トップのバトンはリスタート後もポジションを守り通し、今季2勝目をマーク。2位にはハミルトン(マクラーレン)、3位はロズベルグというポディウムの面子となった。

4位はフライングスタートのペナルティから見事に挽回したアロンソ、5位はクビサ、6位はベッテル、7位はロシア人初のポイントを獲得したペトロフ、8位ウェーバー、9位マッサ(フェラーリ)、10位シューマッハ(メルセデスGP)というドライバーたちが入賞している。

《編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新型アウディ『Q3』のインテリアを公開、「コラム式シフト」と新デジタルコックピットが目玉に
  2. 「強烈な需要がありそう」スバルの3列シートSUV『アセント』が今、SNSで話題に
  3. 「泥が似合うグレードを!」三菱『パジェロ』がPHEVで復活!? スクープ情報にSNS沸く
  4. 2.5Lエンジンを搭載する『インプレッサ』登場、米2026年モデルに「RS」
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る