欧州トヨタは19日、レクサス『GX460』とその兄弟車、トヨタ『ランドクルーザープラド』(150型)の自主リコールを行うと発表した。対象台数は、両モデル合計で約7500台だ。
今回の改善案件は、横滑り防止装置のVSC(ビークル・スタビリティ・コントロール)に不具合があり、高速コーナリング中にアクセルをオフにすると、車両の挙動が不安定になるというもの。米消費者団体専門誌、『コンシューマーリポート』の指摘を受けて、トヨタが社内テストを行ったところ、不具合が確認された。
欧州での対象は、左ハンドル車のみ。英国で販売された右ハンドル車は対象外だ。欧州トヨタによると、この不具合は、一部グレードに標準またはオプション設定される「KDSS」(キネティック・ダイナミック・サスペンション・システム)搭載車のみに認められるという。
欧州トヨタは、販売店の対応体制が整い次第、順次、VSCのソフトウェア改修作業を行う予定。なお、日本仕様に関してトヨタからアナウンスはないが、右ハンドル車を対象に含んでいないことから、日本で販売されたランドクルーザープラドには、問題はないと思われる。