マツダ RX-8、エタノール燃料でタスマニアラリーに参戦

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ
RX-8 SP。エタノールブレンド燃料でスーパーカー達に戦いを挑む
RX-8 SP。エタノールブレンド燃料でスーパーカー達に戦いを挑む 全 2 枚 拡大写真

マツダオーストラリアは、豪州タスマニア島で4月27日から5月2日にかけて開催される耐久スピードラリー「タルガ・タスマニア」に、『マツダ3 MPS』(日本名『アクセラ』)と、エタノールブレンド燃料を使用した『RX-8 SP』で参戦する。タルガ・タスマニアは、タスマニア島を一周することで競われる世界で最も過酷と言われるターマックラリーだ。

4月9日にはサーキットでのテストを終え、現在は最終調整に入っており、2台ともに順調な仕上がりを見せているという。RX-8 SPはターボが装着され、最高出力は290ps以上、最大トルクは35.2kgf-mにパワーアップ。参戦するクラスは2003年以降に量産されたハイパフォーマンスカーが参戦する「モダンクラス」。ランボルギーニ『ガヤルド』、ポルシェ『911GT3』、日産『GT-R』といった強敵に立ち向かう。

ドライバーは前回のタルガで優勝を飾ったスティーブ・グレーニー。ナビゲーターはバーニー・ウェブが務める。今回RX-8 SPは、環境に配慮したエタノールブレンド燃料を搭載し勝利を目指す。

いっぽうマツダ3 MPSは、過去5年間に量産され、8万5000オーストラリアドル(約718万円)以下で販売される車で構成される「ショールームクラス」に参戦する。マツダ3 MPSは2.3リットル直噴ターボエンジンを約285psまでパワーアップ。『ランサーエボリューション』などをライバルに21才の若手ドライバー、ブレンダン・リーブス、ナビゲーターに普段は学校の教師を務める姉のライアノン・スミスという姉弟コンビで戦いを挑む。また、同クラスにはプライベーターとして『MX-5』(日本名『ロードスター』)が参戦する予定。

タルガ・タスマニアは「カーブレイカーラリー」とも呼ばれる過酷なラリー。タスマニア島約1周をオール舗装路のハイスピードコースで競われる。マシンのパフォーマンス、耐久性だけでなく、ハンドリングや扱い易さといったトータルパフォーマンスだけでなく、ドライバーにとっては公道ラリーならではの咄嗟の判断力も要求される。

タルガ・タスマニアは4月27日にスタート、5月2日のゴールを目指す。

《宮崎壮人》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 高機能ヘルメットスタンド、梅雨・湿気から解放する乾燥ファン搭載でMakuake登場
  3. 最後のフォードエンジン搭載ケータハム、「セブン 310アンコール」発表
  4. 船上で水素を製造できる「エナジー・オブザーバー」が9年間の航海へ
  5. 新型『CLA』を生産するメルセデスベンツ「最新デジタル工場」の現場
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る