マツダ RX-8、エタノール燃料でタスマニアラリーに参戦
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4月9日にはサーキットでのテストを終え、現在は最終調整に入っており、2台ともに順調な仕上がりを見せているという。RX-8 SPはターボが装着され、最高出力は290ps以上、最大トルクは35.2kgf-mにパワーアップ。参戦するクラスは2003年以降に量産されたハイパフォーマンスカーが参戦する「モダンクラス」。ランボルギーニ『ガヤルド』、ポルシェ『911GT3』、日産『GT-R』といった強敵に立ち向かう。
ドライバーは前回のタルガで優勝を飾ったスティーブ・グレーニー。ナビゲーターはバーニー・ウェブが務める。今回RX-8 SPは、環境に配慮したエタノールブレンド燃料を搭載し勝利を目指す。
いっぽうマツダ3 MPSは、過去5年間に量産され、8万5000オーストラリアドル(約718万円)以下で販売される車で構成される「ショールームクラス」に参戦する。マツダ3 MPSは2.3リットル直噴ターボエンジンを約285psまでパワーアップ。『ランサーエボリューション』などをライバルに21才の若手ドライバー、ブレンダン・リーブス、ナビゲーターに普段は学校の教師を務める姉のライアノン・スミスという姉弟コンビで戦いを挑む。また、同クラスにはプライベーターとして『MX-5』(日本名『ロードスター』)が参戦する予定。
タルガ・タスマニアは「カーブレイカーラリー」とも呼ばれる過酷なラリー。タスマニア島約1周をオール舗装路のハイスピードコースで競われる。マシンのパフォーマンス、耐久性だけでなく、ハンドリングや扱い易さといったトータルパフォーマンスだけでなく、ドライバーにとっては公道ラリーならではの咄嗟の判断力も要求される。
タルガ・タスマニアは4月27日にスタート、5月2日のゴールを目指す。
《宮崎壮人》