【北京モーターショー10】メルセデスベンツ CLSにシューティングブレーク仕様が登場

自動車 ニューモデル モーターショー
シューティングブレークコンセプト
シューティングブレークコンセプト 全 12 枚 拡大写真

ダイムラーは20日、メルセデスベンツ『シューティングブレークコンセプト』を発表した。次期『CLS』を示唆したコンセプトカーで、実車は23日に開幕する北京モーターショーに出品される。

現行CLSは、2004年にデビュー。先代『Eクラス』をベースに4ドアクーペに仕立てたモデルで、メルセデスベンツに新たな顧客層を呼び込んだ。次期CLSは年内には登場する見込みだが、2010年の北京モーターショーでは、そのワゴン版=シューティングブレークが姿を現す。

外観はワイド&フラット、ロングノーズ&ルーフが特徴。フロントマスクにはフラッグシップスポーツ、『SLS AMG』のモチーフが取り入れられた。「ソフトノーズ」と呼ばれる手法も採用され、メルセデスベンツの市販モデルとしては初めて、ボンネットとグリルが完全別体設計とされた。

世界初のフルLEDヘッドランプも導入。ウインカー、サイドライト、ロービームがLED化され、合計71のLEDが使用されている。

サイドビューでは、高めのベルトライン、ボリュームたっぷりのリアフェンダー、小さなウインドウエリアなどが目を引く。リアゲートを備えるワゴンボディとはいえ、極めて流麗なシルエットが個性を放つ。

インテリアは、レザーやウッドなど厳選した天然素材をふんだんに使用。シートは独立4シーターで、巨大なセンターコンソールが前後席を貫く。このコンソールの最後部には、1920年代のメルセデスのロゴがあしらわれた。大型パノラマサンルーフも装備される。

ラゲッジスペースは、高級ヨットをモチーフにしたウッド&アルミ仕上げ。荷室サイドには、独立した4つの収納スペースを備えるなど、機能性が追求されている。

エンジンに関しては、新世代の直噴3.5リットルV型6気筒ガソリンエンジンを搭載。スプレーガイド方式の直噴ユニットには、最新のピエゾインジェクターを採用し、最大出力306ps、最大トルク37.7kgmを発生する。

このシューティングブレークコンセプトは、次期CLSを示唆した1台。次期CLSは現行型と同じく、4ドアクーペボディで登場するが、このコンセプトカーの完成度から判断すると、ワゴンボディの設定があっても不思議ではない。仮にワゴンが用意されるとすれば、BMW『5シリーズGT』のよきライバルとなりそうだ。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ RAV4 新型の価格は390万~630万円と予想…電動グレード体系に再編
  2. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
  3. スズキ『ジムニー』、フランス最終モデルは55台限り…6月末に発売へ
  4. メルセデスの名車「190E エボ2」が復刻! 限定100台の「HWA EVO」にハンコック純正装着
  5. メルセデスベンツの万能車『ウニモグ』がキャンピングカーに! 数日間の自給自足が可能
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
  5. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
ランキングをもっと見る