三菱重工、LNGの洋上生産積出設備の開発を完了

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三菱重工業は、液化天然ガス(LNG)の洋上浮体式生産・貯蔵・積出設備(FPSO)の開発を完了し、有力船級協会から2種類の設計基本承認(AIP)を取得した。

LNG-FPSOは、移動可能な生産方式として世界的に需要が高まっている。今回、安全・信頼性に対する評価を獲得したことから世界初の建造を目指して積極的に提案していく。

FPSOは、浮体上に石油やガスの生産設備や貯蔵施設、積出設備などを備えたもの。石油のFPSOは、油田枯渇後、他の油田に移設・転用できることから需要が増えている。ただ、LNG向けはまだ計画段階にとどまっている。

今回AIPを取得した2種類のうちの一つは、通常のLNG船で多く採用され、安全性と信頼性が立証されているMOSS方式の球形タンクを搭載したLNG-FPSOのコンセプト。年間LNG生産量が100万 - 200万t級の中規模ガス田開発向けを中心に需要を見込んでいる。

もう一つは、国際海事機関が定めた国際規則(IMOガスコード)の要件を満たす独立方形タンクタイプBが対象。年産LNGが300万t以上のガス田を対象に需要を開拓していく。

《レスポンス編集部》

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