フィアットグループは21日、イタリア・ミラノにおいて中期経営計画を披露した。同グループのセルジオ・マルキオーネCEOは、「アルファロメオ『スパイダー』の次期型を2013年にリリースする」と宣言した。
現行スパイダーは、2006年に誕生。初代から数えて、3代目に当たる。ピニンファリーナがデザインと生産を担当。駆動方式は2.2リットル直列4気筒がFF、3.2リットルV型6気筒が「Q4」と呼ばれるフルタイム4WDとなる。
次期スパイダーは、2013年の半ばにデビュー。クライスラーの車台を利用する方向で検討を重ねており、その場合、駆動方式はFRが基本となる。
また、現行スパイダーは2011年の半ばで生産を終了。兄弟車の2ドアクーペモデル、『ブレラ』も同時に生産を終えるが、アルファロメオはブレラ後継車に関して、その存在をアナウンスしていない。
イタリアのカロッツェリア、ピニンファリーナは2010年3月のジュネーブモーターショーにおいて、次期アルファロメオスパイダーを示唆したコンセプトカー、『2uettottanta』(デュエットタンタ)を公開。次期スパイダーには、このコンセプトカーのモチーフが取り入れられると見られている。