3月の欧州市場は1割増---買い替え促進策の効果続く

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自動車市場情報などを提供するJATOダイナミクス社は22日、3月の欧州27か国の新車販売台数をまとめ公表した。それによると、同月の新車販売台数は164万7584台と前年同月比9.8%増加した。1月からの累計も前年同期比9.6%の増加になった。

国別では、スクラップインセンティブが終了した独を除く主要国で増加した。フランスは前年同月比19%増、イギリスは同26.6%増、イタリアは同19.6%増、スペインは同63.4%増といずれも2ケタの増加となった。同社は、同月に結果はスクラップインセンティブの影響を受けており慎重な分析が必要としている。独は同26.6%の大幅減となり、1月からの累計も22.8%の減少になった。

3月のトップ10ブランドの販売は、フォード、フォルクスワーゲン(VW)、ルノー、オペル/ボグソール、プジョー、シトロエン、アウディ、BMWが前年同月を上回った。フォードの『フィエスタ』はVWの『ゴルフ』を抜き3月の最量販車になった。

ブランド別トップ10のうち、6位のフィアットと9位のトヨタは前年同月比でそれぞれ4.3%、12.4%のマイナスだった。トヨタは低CO2(二酸化炭素)の『ヤリス』『オーリス』『アイゴ』がいずれも減少。理由として同社は「昨今のリコールに関するマスコミ報道がある」と分析している。また独の販売比率が高いため、独市場の落ち込みも影響したとしている。フィアットは独のスクラップインセンティブの終了で販売を落とした。

《編集部》

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