鋼線を使用しない高圧水素用ホース 横浜ゴムが開発

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ibar HG70(アイバー・エイチジーナナゼロ)
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横浜ゴムは、岩谷瓦斯と共同で、高圧水素ガス用ホース『ibar HG70』を開発した。燃料電池自動車に水素を充填するディスペンサー用ホース向けで、水素貯蔵圧力70MPaの車両に対応している。

70MPa級高圧ホースの多くは耐圧性を確保するための補強層の材質に鋼線を使っている。今回開発したibar HG70は軽量化と柔軟性を実現するため、特殊合成繊維を採用した。また繊維補強にしたことで、鋼線補強の難点であった、鋼材中に水素が吸収され強度が低下してしまう水素脆化の問題も解決したとしている。

現在稼動している多くの水素ステーションは燃料電池自動車への最高充填圧力が35MPaで、1回の充填で走行できる距離は300km前後とガソリン車より短い。この対策として、燃料タンクの容積を変えずに水素ガスをさらに高圧で充填するため、70MPa以上での使用を想定したステーション設備や車載タンクの開発が進められている。

ibar HG70は、同社が新エネルギー・産業技術総合開発機構が「70MPa級水素充填対応ステーション機器システム技術に関する研究開発」の委託を受け開発したもの。横浜ゴムの保有する高圧ホース製造技術と、岩谷瓦斯の持つ工業ガスハンドリング、評価技術をベースに35MPa対応樹脂ホース「ibar HG35」の開発で培った技術をさらに発展させ完成した。

今後、水素ディスペンサー用だけでなく高気密性を生かして各種産業用高圧ガス用途にも展開していく計画。

《レスポンス編集部》

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