【北京モーターショー10】広汽ホンダの独自ブランド、理念…第3弾は4ドアセダン

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広汽ホンダ 理念 EVERUS
広汽ホンダ 理念 EVERUS 全 10 枚 拡大写真

ホンダの中国合弁、広汽ホンダ(旧広州ホンダ)は23日、北京モーターショーにおいて、独自ブランド『理念』のコンセプトカー、『EVERUS』(エベルス)を披露した。同ブランドとしては、3番目のコンセプトカーで、今回は4ドアセダンを提案する。

理念は2008年4月の北京モーターショーで、最初のコンセプトカーが登場。理念とは「高い理想を追求し続けるブランド」という意味を込めたネーミングだ。第1弾のコンプトカーは、広州ホンダがデザインした小型クロスオーバーだった。

2009年4月、広州ホンダは広汽ホンダへ会社名を変更。同4月の上海モーターショーには、理念コンセプトカーの第2弾を出品した。若い顧客に向けたカジュアルな2シーター・コンバーチブルの提案だ。ファッショナブルかつ、躍動的で独創的なコンセプトは、理念らしい1台として評価された。

そして、2010年の北京モーターショーでは、4ドアセダンの『EVERUS』コンセプトが登場。今度のセダンも、広汽ホンダが独自開発。広汽ホンダがこれまでラインナップしていなかったCセグメントセダンを提案する。

そのデザインは、ホンダの高級ブランド、アキュラ車を思わせるような押し出し感の強いフロントグリルが特徴。小型セダンでありながら、存在感のあるスタイリングに仕上げられた。ベース車両はホンダの東南アジア向け小型セダン、『シティ』と思われる。

理念ブランドは、2010年末に開催される広州モーターショーで、初の量産モデルを発表する予定。また、ホンダのもうひとつの中国合弁、東風ホンダも自主ブランドを展開する計画だ。ホンダは2009年、中国市場で過去最高の58万台を販売。ホンダの伊東孝紳社長は、「今後も環境性能に優れた商品を投入し、パートナーの広州汽車、東風汽車とさらなる連携を深め、顧客視点で市場のニーズに応えるメーカーを目指す」と述べている。

《森脇稔》

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