日野自動車の2011年3月期の連結決算は、営業利益が250億円と大幅増益になる見通しであることがわかった。
今期の新車売上台数は、国内のトラック、バス需要の回復は遅れる見通しで前年同期比1.1%減の2万6700台を計画している。一方で海外は資源国・新興国を中心にトラック・バス需要は堅調に推移、同27.0%増の7万11000台を見込んでいる。トヨタからの受託生産車も同10.4%増の13万8000台を見込んでいる。
この結果、売上高は同9.4%増の1兆1200億円となる見通し。増収と前年度に続いて原価低減活動を徹底、営業利益は250億円、経常利益が210億円、最終利益が110億円となる見込み。