日本鉄鋼連盟が発表した3月の普通鋼鋼材出荷合計は、前年同月比47.9%増の734万5000tと5か月連続で前年を上回った。伸び率は課1960年4月の49.4%に次いで過去2番目の高さとなった。
国内向けは同28.6%増の439万8000tと3か月連続で増加した。輸出は同90.6%増の294万7000tで、8か月連続の増加となった。
3月の生産は、同51.5%増の686万tと5か月連続でプラスとなり、6か月連続で600万t台に乗った。
3月末のメーカー・問屋在庫は、前月末比7.7%減の584万5000トンで、6か月ぶりに減少した。内訳ではメーカー在庫が前月末比9.5%減の464万6000トンと6か月ぶりに減少し、問屋在庫は0.5%増の119万9000tと微増だった。
3月末の在庫率は、前月末の109.7%から30.1ポイント低下して79.6%となり、2008年3月以来の低水準となり、3か月ぶりに100%を下回った。