米誌、レクサスSUVの「買ってはならない」を解除

自動車 ビジネス 企業動向
GX460
GX460 全 6 枚 拡大写真

米消費者専門誌『コンシューマーレポート』は7日、2010年型レクサス『GX460』に付けた「買ってはならない」とのレッテルを解除したと発表した。

同誌は4月13日、独自テストの結果2010年型レクサスGX460は高速コーナーでアクセルをオフにした際に横滑り防止装置VSC(ビークル・スタビリティ・コントロール)の効きが遅く、テールが流れる「リフトオフ・オーバーステア」現象が発生したこと、そのまま縁石等に当たった場合などには横転の危険もあるとして、安全上の問題から「買ってはいけない」モデルに認定。誌面でレポートしていた。

同誌のレポートを受け、北米トヨタは同日中にGX460の販売を一時停止し、既存ユーザーに対しては対策完了まで代車の提供を提示するなどの迅速な対応をとっていた。さらに2週間でVSCプログラムの改善を行うとともに、GX460のリコールを決行。現時点で該当車75%のプログラムのアップデートが完了したと発表。対策済みのGX460の販売はすでに再開されている。

またトヨタは『コンシューマーレポート』に対し指摘されたESCの不具合を改善したことを伝え、『コンシューマーレポート』は最初のテストと同様、匿名でレクサスディーラーから対策済みのGX460の新車を購入。同条件で試験を行った結果、「リフトオフ・オーバーステア」は発生せず、同モデルのハンドリングには安全上の問題が無いことを認定した。

なお、今年1月の発売以来、2010年型GX460のVSCの不具合による事故などのレポートは上がっていない。

《ケニー中嶋》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  4. 【BYD シーライオン7 新型試乗】全幅1925mmの堂々サイズも「心配無用」、快適性はまさに至れり尽くせり…島崎七生人
  5. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る