[動画]ボルボ S60 の自動ブレーキ、デモで失態

自動車 テクノロジー 安全
S60の自動ブレーキデモ
S60の自動ブレーキデモ 全 6 枚 拡大写真

ボルボが新型『S60』に搭載した世界初の「フルオートブレーキ付追突警告機能&歩行者自動回避システム」。そのメディア向けデモンストレーションで、システムが作動せず、メディアの目の前で追突事故が発生した。

[動画リンク]

新型S60のフルオートブレーキ付追突警告機能&歩行者自動回避システムは、クルマの前方を人が通るのを感知するとドライバーに警告し、ドライバーが回避動作を取らない場合、自動的にフルブレーキをかける仕組みだ。

ボルボによると、フルオートブレーキと連動する歩行者検知システムは、35km/hまでなら、ドライバーの動作が間に合わない場合でも、歩行者との衝突を回避できるという。

ボルボは、この画期的安全装備のメディア向けデモンストレーションを、スウェーデンで開催。S60の前方に大型トレーラーが用意され、S60は48km/hの速度で進行。システムがトレーラーを検知し、S60は自動フルブレーキによって、ぶつかる前に停止するはずだった。

ところが、システムに何らかの不具合が発生し、S60はノーブレーキでトレーラーに追突。メディア環視の元で、ボルボは大失態を演じてしまった。テスト車はダミー人形が運転席に座る自動運転で行われたが、「自動運転用のバッテリーに問題があり、システム自体のエラーではない」というのが、ボルボの説明だ。

この出来事、考え方によっては、発売前に不具合が発覚したことで、実際にユーザーが事故に遭う前に、ボルボは対策を施す機会を得たとも受け取れる。デモンストレーションの様子は、動画共有サイトで見ることができる。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産、新型『エルグランド』世界初公開へ…ジャパンモビリティショー2025
  2. ヤマハ発動機が新型3輪オープンカー、「AIで成長する」2輪車を世界初公開! 大型EVバイクなど16モデルずらり…ジャパンモビリティショー2025
  3. スズキが新型「軽EV」を世界初公開へ、2026年度内に量産化、軽商用EVも…ジャパンモビリティショー2025
  4. 寂しさ45%、読者の感情:レクサス『LS』生産終了…「時代の流れ」「次への期待」が交錯
  5. 日産の新型SUV『テクトン』、写真公開…2026年発売へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る