フィアットは4日、新型『ウーノ』(UNO)のブラジル発表に合わせて、コンセプトカーの『ウーノ・エコロジー』を披露した。
新型ウーノは、主に南米市場で販売されるフィアットの戦略コンパクトカー。もともと1983 - 1995年の13年間、イタリアで生産されたコンパクトハッチバックのネーミングだが、現在は南米や南アフリカ共和国の専用モデルとなっている。
新型ウーノは、ボクシーなフォルムが特徴の実用的な5ドアハッチバック車。ボディサイズは全長3770×全幅1643×全高1490mm、ホイールベース2370mmで、フィアットのラインナップでは、『パンダ』と『プントEVO』の中間に位置する。
フィアットは新型の発表に合わせて、コンセプトカーのウーノエコロジーを披露。SUVテイストを強調した「ウェイ」シリーズをベースに、ルーフにソーラーパネルを追加。この電力を使って、バッテリーの充電をサポートする。
インテリアは、ココナッツファイバーなどの天然素材や、ペットボトルからのリサイクル樹脂を積極的に使用。エンジンは1.0リットルのフレックスフューエル仕様で、アイドリングストップの「スタート&ストップ」を組み込んだ。
新型ウーノは、すでにブラジルでの販売がスタートしているが、このウーノ・エコロジーの市販計画に関するアナウンスはない。欧州で平均CO2排出量が最も少ないブランドに君臨するフィアット。ウーノ・エコロジーはブラジルにおいても、フィアットの環境イメージをアピールする役割を担う。