小糸製作所は、インドネシアに四輪車・二輪車用ライトを生産・販売するの新会社を設立すると発表した。ASEAN域内での受注拡大などに対応し、生産能力を増強する。
新会社は「PT.インドネシア・コイト」で6月に設立する。資本金は3000万ドル(約27億円)で、小糸が90%、豊田通商が10%出資する。約30億円を投じて工場を新設、2011年4月に操業する。生産能力は四輪車用の前照灯が年産40万台、二輪車用前照灯/標識灯がそれぞれ年産120万台。
インドネシアは、世界第4位の人口がおり、天然ガス・石炭・石油などの天然資源にも恵まれ、自動車生産の拡大が見込まれている。
同社グループのASEAN地域の事業では、タイ・コイト・カンパニー・リミテッドに次ぐ2番目の生産拠点となり、両社が連携して新規受注を拡大、相互補完を含めた生産効率向上を図り、成長が見込まれるASEAN事業をてこ入れする。