アウディ R8 レース仕様、ニュル24時間に7台参戦

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R8LMS
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アウディは11日、『R8』のレース専用車、「R8LMS」7台が、15 - 16日にドイツで開催される「ニュルブルクリンク24時間耐久レース」へ参戦すると発表した。

R8LMSはFIA(国際自動車連盟)が認定するGT3カテゴリーに参戦するために開発されたレーシングカー。巨大なリアウィングは最高速度300km/h超という領域で有効なダウンフォースを獲得するためのアイテムで、地を這うように低められた車高やフロントフードに追加されたエアインテークなども、ベース車両のR8と異なる。

エンジンは直噴V型10気筒ガソリンの「FSI」で、最大出力は500psオーバー。FIAの規定により、フルタイム4WDの「クワトロ」は後輪駆動に変更された。トランスミッションは6速シーケンシャル。ボディやシャシーの生産はアウディの子会社、クワトロGmbHが行い、ハンガリー工場で組み立てられたV10エンジンを載せて完成する。

R8LMSは2009年のデビューシーズン、いきなりの大活躍。76レースで23勝を上げ、3つのタイトルを獲得した。

2010年モデルは、シャシー&サスペンションのセッティングを煮詰め、エンジン冷却性能や電気系、排気系をアップグレード。新開発の6速シーケンシャルトランスミッションも採用した。価格は29万8000ユーロ(約3520万円)だが、2010年生産分はすべて完売している

R8LMSは欧州最大の耐久レース、ニュルブルクリンク24時間に7台がエントリー。「ABTスポーツライン」「ブラックファルコン」からそれぞれ2台、「フェニックスレーシング」から3台の合計7台が出走する。

アウディモータースポーツのWolfgang Ullrich代表は、「ニュルブルクリンク24時間が、R8LMSのファイナルテストの場。最高の結果を残すと確信している」とコメントしている。

《森脇稔》

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