帝国データバンクが発表した4月の全国企業倒産集計によると、倒産件数は前年同月比17.7%減の962件で8か月連続で減少した。
建設業の倒産が同17.0%減となった。前月に9か月ぶりに増加した反動減に加え、公共工事受注後の一時的な入金増で一息ついたためと見られる。
負債総額は同49.8%減の2545億0800万円にとどまり、集計基準を変更してから過去2番目の低水準となった。負債額トップは、宅地分譲開発の田浦開発で負債額は208億円。
業種別では7業種すべてでマイナスとなった。製造業の倒産は同7.0%減の173件にとどまった。
不況型倒産の構成比は80.0%となり、11か月連続で8割台だった。上場企業の倒産は3か月連続でゼロだった。