羽田エアポート快特 石原都知事「止まらなくてもいい」

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石原都知事(撮影=中島みなみ)
石原都知事(撮影=中島みなみ) 全 2 枚 拡大写真

「あれはたいした問題じゃない。時刻表というかダイヤグラム見なさいよ。京急蒲田駅で乗り降りする羽田行きお客が痛痒を感じることはほとんどありません」

羽田空港国際化を前に、京浜急行電鉄が「エアポート快特」を導入。品川 - 羽田空港間をノンストップで走ることに対して東京都大田区と地元が「通過反対対策協議会」を組織してまで阻止しようとしていることについて、石原都知事が一刀両断にした。

14日の定例会見で石原氏は、新ダイヤで「飛ばされる」ことになった京急蒲田駅の地元に対して、こう話した。

「3本止まらなくても、あと(6本)は止まるんだからいいじゃないか。蒲田から羽田に用事がある客は何%ある? 目と鼻の先で自転車だって行けるところだ。大騒ぎするものじゃない」

さらに、松原忠義区長が11日の会見で京急路線の高架化で支払う予定の費用負担分の支出を「このままでは考えざるを得ない」と発言したことについても、「勝手なこと言わせたらいい。みんなごねるんだ」と、石原氏。

最後は、質問を投げかけた都庁詰め記者まで「君らが煽るからいけない。そんな質問することが悪い。意味ない」と、叱り飛ばした。

京急路線の高架化(連続立体交差事業)は総事業費1650億円。330億円を京浜急行が、660億円を国が、460億円を東京都が、200億円を大田区がそれぞれ負担している。

《中島みなみ》

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