潜熱蓄熱材を使った空調システム ジャパンエナジーなどが開発

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ジャパンエナジーと大林組は、パラフィン系潜熱蓄熱材「エコジュール」を使ったビル空調用のタンク式中温冷水潜熱蓄熱システムを共同開発した。

潜熱蓄熱材は、液体から固体に、または固体から液体に相変化する際、熱を蓄えたり放出したりする性質を持つ物質で、中でもジャパンエナジーが開発したエコジュールは、生活温度領域で、相変化する温度を任意に設定できる潜熱蓄熱材だ。

今回、両社が共同開発したタンク式中温冷水潜熱蓄熱システムは、13 - 19度程度の比較的高い温度の冷水を利用した蓄熱システムで、中温冷水をエコジュールに蓄熱することで、設備のコンパクト化、CO2排出量の削減、ランニングコストの低減を実現したとしている。

タンク式中温冷水潜熱蓄熱システムは、乾燥剤を用いて除湿を行うデシカント空調や、天井や床パネルの表面温度と人体温度との差による放射で人体熱を除去する放射空調などの潜熱顕熱分離型空調と組み合わせて利用することができ、大林組技術研究所が建設している新本館「テクノステーション」に設置する。

ジャパンエナジーは、パラフィン系潜熱蓄熱材を通じて空調分野を含め、自動車関連、住宅分野など多岐に渡る用途で応用していく方針。

《レスポンス編集部》

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