石油情報センターが発表した石油製品の店頭小売価格の週次調査によると5月17日時点でのレギュラーガソリンの全国平均価格は1リットル当たり139.5円となり、前の週よりも0.5円値上がりした。これで11週連続の値上がり。
ギリシアなどの経済危機観測が高まり、世界経済の先行きが不透明となっていることなどから原油先物市場は下落している。しかし、原油調達コストが下がるまでタイムラグがあり、石油元売り各社がガソリン卸価格を引き上げているため、店頭価格依然として値上がり基調にある。
ハイオクガソリンは0.5円値上がりして150.2円と、150円台の大台にのった。軽油は0.4円上がって117.6円だった。
★e燃費(運営:IRIコマース&テクノロジー)によると、5月19日現在のレギュラーガソリンの全国平均価格は134.60円(前週比+1.49円)、ハイオクは144.84円(+1.25円)、軽油は109.98円(+0.32円)。
石油情報センターによる平均値は「販売」価格の平均であるのに対し、e燃費は「購入」価格の平均。現実の購入でユーザーは安い価格を指向するので、購入価格平均は販売価格平均より安くなる。