PIVOの実用化は近い? EV向けホイール機構、NTNが開発

自動車 ビジネス 企業動向

NTNは19日、インホイールモータ方式のEV(電気自動車)向けに「インホイール型モータ内蔵アクスルユニット」と「電動ブレーキユニット」、「多軸荷重センサ」を組み合わせた世界最軽量の「インテリジェント・インホイール」を開発したと発表した。

インホイールモーターは、車の各輪の駆動力を個別に制御する方式で、車両安定性の向上が図れるが、重量が重くなることが課題だった。

今回開発したインテリジェント・インホイールは、小型・高速・高出力・高効率モータと高減速比・高速・高負荷容量減速機の組合せをコンセプトに開発。高精度磁気式角度センサを内蔵したインホイールモータと電動ブレーキを制御し、回生と車両安定性を制御、燃費と運転時の安全性の向上を図る。

インテリジェント・インホイールに各種のバイ・ワイヤー技術を組み合わせたインホイールモータ方式のEVは、バッテリーやモーターのスペースを取らないため、車両の設計やデザインの自由度が飛躍的に高まる。

日産自動車のコンセプトカー『PIVO』のように高度な駆動制御により横方向への移動やその場での旋回なども可能で、これまでの自動車の概念を大きく変える可能性を持つ。

同社では今回開発した商品を2012年から市場投入を目指す。5月21日までパシフィコ横浜で開催される「人とくるまのテクノロジー展」にも出展している。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  2. 日産 リーフ 新型をライバルと比較…アリア、テスラ、bZ4Xと何が違う?
  3. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  4. 『GRカローラ』『フリード』『ソリオ』の走りを変える! ブリッツの「スロコン」「スマスロ」が適合
  5. ホットハッチの名車『205 GTi』の再来、『E-208 GTi』にSNS興奮!「ヤバいホイール」などデザインにも熱視線
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  5. アステモの軽EV用インホイールモーターやジヤトコの2モーターK12マーチなど、国内サプライヤー技術が熱い!…人とくるまのテクノロジー展2025
ランキングをもっと見る