トヨタ、米テスラと提携…環境を軸にした業界再編が本格化

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2012年に生産開始予定のモデルS(左)と、ロードスター(右)
2012年に生産開始予定のモデルS(左)と、ロードスター(右) 全 4 枚 拡大写真

トヨタ自動車は米国現地時間の20日、米国電気自動車(EV)ベンチャーのテスラモーターズと資本提携すると発表した。電気自動車の開発、生産システム、技術に関して業務提携をおこなう。

画像:テスラのEVとプリウスPHV

テスラはシリコンバレーに本拠を置くベンチャー企業。価格は1000万円近くと高価だが、航続距離が約350kmと実用性の高いEVスポーツカー『テスラ・ロードスター』を既に北米、欧州、アジアで販売を行っている。2012年には価格を600万円程度に抑えた4ドアEV『モデルS』の生産を開始する計画で、これが大量の受注を抱えるなど、EV分野では先頭集団を走っている。

一方のトヨタは、ハイブリッドカー(HV)や燃料電池車では世界的なリーダーで、2012年にEVを市販する予定だが、欧米を中心に市場拡大が見込まれるEV分野では出遅れていた。今回、トヨタはテスラと提携することで、EV分野を補うねらいだ。

テスラとしても自動車のプロであるトヨタと組むことで、EVの本格的な市場開拓を狙う。

ダイムラーが日産自動車・ルノーと資本提携したほか、ダイムラーは中国のBYDに資本参加するなど、環境対応を軸にした業界再編がベンチャー企業も巻き込んで本格化してきた。

トヨタとテスラは今後、提携の専門チームを組織し、具体的な提携内容や対象範囲を詰めていく。

トヨタの豊田章男社長は「高い技術力、モノづくりにかける強い思いやひたむきな姿勢にテスラの無限の可能性を感じた。かつてベンチャー企業として生まれたトヨタにあった精神を思い起こし、新たな未来に向けチャレンジしていきたい」とコメント。

テスラのイーロン・マスクCEOは「トヨタのもつ車両の開発・生産に関する見識を学び、それを取り入れていきたい」としている。

《レスポンス編集部》

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