i-MiEV エコラン大会…充電インフラをめぐる旅

エコカー EV
レスポンスチームはより多くの充電スポットで充電をためしてみることに。写真はENEOSで充電をおこなうi-MiEV
レスポンスチームはより多くの充電スポットで充電をためしてみることに。写真はENEOSで充電をおこなうi-MiEV 全 10 枚 拡大写真

4月から一般販売が開始された三菱自動車の新世代電気自動車『i-MiEV』。そのi-MiEVを使ったメディア対抗エコラン大会が行われ、レスポンスも参戦した。

【画像全10枚】

三菱自動車本社のある東京・田町を出発して神奈川・三浦半島南部の観音崎でチェックを受けた後、田町まで戻る過程での電力消費率を競うというもの。ちなみにこの2点間のルートは自由。i-MiEVには電力消費計がついていないが、容量16kWhのバッテリーの残量を示すゲージの目盛りがちょうど16あるため、1目盛りあたり1kWhとして電力消費率を計算する。

当日は計4メディアが参加したが、チームによって作戦はさまざま。直接、電力消費率トップを狙いに行くところ、ユニークなドライブコースを走破したチームへの特別賞狙い等々…。われわれチームレスポンスは、東京 - 神奈川に点在している急速充電スタンドを巡りながら観音崎のチェックポイントに向かうことにした。もちろん、あわよくば燃費アワードを狙おうと、省電力・回生重視の走行を心がけた。

最初に向かったのは、スタート地点から10kmと離れていない品川区のコンビニエンスストア、ローソン大井店。カーナビの指示通りに走ると、ほどなくローソンの看板が見えてきたが…EVの急速充電設備が設置されていることを示すような看板が見当たらない。本当にあるのかと不安になったが、駐車場を見たら入口のすぐそばに急速充電器があった。

さっそくチャージ作業に挑戦してみることに。しかし…今度は店員さんが充電器を作動させるための手続きに手間取るという事態が。無理もない。まだ200V・50Aの急速充電器を使う新世代EVはほとんど走っていないため、充電設備もまだ遊休状態なのだ。しばらくしてようやく手続きが終了したが、充電器は作動しなかった。そう、急速充電器はフル充電の80%までしか充電しないようになっており、残量が9割以上あるチームレスポンスのアイミーブには充電は必要ないとコンピュータが判定したのだ。

ローソン大井店を出て、次に向かったのは、神奈川県内のガソリンスタンド、ENEOS Dr.Drive 上郷店。ENEOSでは急速充電器を使うための会員カードを発行するシステムとなっているため、記念にカードを入手しようという単純な理由でスポットを選定した。すると、ここでも店員さんがEV充電と聞いて迷ったが、しばらくしてチャージ可能な状態となった。

電池の残量は67%で、そこから80%まで充電。かかった時間は10分ほどだった。車内に乗り込んでみると、バッテリー残量計は上2つが空白となっていた。が、発進加速した瞬間、1目盛り減った。80%充電時、目盛りのしきい値をわずかに超えて、上から3つめが点灯していたのだ。エコラン大会の計算では、これは致命的なビハインドか!? 少なからずショックを受けた。(つづく)

《井元康一郎》

井元康一郎

井元康一郎 鹿児島出身。大学卒業後、パイプオルガン奏者、高校教員、娯楽誌記者、経済誌記者などを経て独立。自動車、宇宙航空、電機、化学、映画、音楽、楽器などをフィールドに、取材・執筆活動を行っている。 著書に『プリウスvsインサイト』(小学館)、『レクサス─トヨタは世界的ブランドを打ち出せるのか』(プレジデント社)がある。

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