22日、インディ500はポールポジションを決める「ポールデイ」を迎えた。佐藤琢磨は予選開始直前の練習走行でクラッシュ、23日のバンプデイで予選通過をめざす。
22日の予選は、出走全33グリッドのうち上位24位までが決定する。さらに午後には上位9台によるアテンプト(タイムアタック)により、ポールポジションと、スタートグリッド3列の、9つのグリッドが決定。23日の予選2日目は、正午から残りの25 - 33番グリッドを決め、続いて33番手以内の一番遅いマシンから次々にバンプアウト(はじき出す)される「バンプデイ」が開催される。
日本人ドライバーのインディ500予選戦歴だが、2003年の高木虎之介、06年の松浦孝亮の6位が最高位(決勝結果は高木の5位が最高位)。武藤英紀もルーキーイヤーの08年に9番グリッドを獲得している。
インディ500日本人記録更新への期待がかかった佐藤琢磨だが、予選開始直前の練習走行でコントロールを失いリアからウォールヒットする大クラッシュ。本人は自力でマシンから下りたものの精密検査の為そのままインディアナポリス市内の病院に搬送された。
検査の結果は問題なく午後にはサーキットに戻ってきたが、マシンを大破したこともあり初日の出走を断念。Tカーの用意はないことからクラッシュしたマシンを修復し、23日のバンプデイで初インディ500のグリッドを競うことになった。
佐藤琢磨クラッシュの映像