三菱化学、リチウムイオン電池の主原料を中国で生産へ

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三菱化学は、電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド(PHV)向けに需要の急増が見込まれるリチウムイオン二次電池の主原料を増産するため、中国に合弁会社を設立した。

合弁会社は「青島菱達化成」で、三菱化学が49%、中国の青島泰達天潤炭材料が37%、明和産業が14%出資する。資本金は4億3500万円で、新会社はリチウムイオン二次電池用負極材の主原料である球形化黒鉛を製造する。生産能力は年間2000t。

三菱化学はすでに坂出事業所(香川県坂出市)で、負極材の生産能力を年間5000tに引き上げるため増強している。これに対応して主原料の球形化黒鉛を安定的に調達するため、中国に合弁工場を建設する。新工場で生産する球形化黒鉛は三菱化学が優先的に購入し、負極材の原料とする。

合弁会社は、三菱化学が特許技術である球形化黒鉛の改質技術を供与、青島泰達が球形化黒鉛の量産技術を提供し、プラントの基本設計・運転を担当。明和産業は物流・商流を担当する。

《レスポンス編集部》

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