「クルマは盗まれた」と偽装、ひき逃げ容疑で逮捕

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22日午後9時20分ごろ、埼玉県さいたま市見沼区内の県道で、交差点を直進していたバイクと、対向車線側から右折してきた乗用車が衝突する事故が起きた。バイクを運転していた44歳の男性が死亡。クルマは逃走したが、警察は後に24歳の男を逮捕している。

逃走車のナンバーは目撃されており、警察ではこの情報を元に周辺での捜索を開始。翌23日午後に大宮区内の駐車場に放置された衝突痕のあるクルマを発見した。

警察ではこのクルマを所有する大宮区内に在住する24歳の男からひき逃げ容疑で事情を聞いていたが、男は「クルマは盗まれていたので知らない」など否認。実際、この男は23日午前に警察へ盗難届を出していた。

しかし、供述内容に矛盾があったことから、これを追及したところ、最終的には容疑への関与と偽装を認めたため、自動車運転過失致死と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕している。

埼玉県警・大宮東署によると、事故が起きたのは22日の午後9時20分ごろ。さいたま市見沼区南中野(N35.54.19.1/E139.39.26.6)付近の県道で、交差点を直進していたバイクと、対向車線側から右折してきた乗用車が衝突した。

バイクは弾き飛ばされるようにして転倒、運転していた同区内に在住する44歳の男性は路上へ投げ出された際に頭部を強打したことが原因で死亡。クルマはそのまま逃走したため、警察は死亡ひき逃げ事件として捜査を開始している。

現場は片側2車線の直線区間。交差点には信号機も設置されている。調べに対して男は「衝突の衝撃が激しく、怖くなって逃げた」、「クルマが盗まれたと申告していれば、自分は捕まらないと思った」などと供述しているようだ。

《石田真一》

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