ジャパンエナジーは25日、持分法適用会社であるアブダビ石油がアラブ首長国連邦アブダビ首長国で操業している3油田の利権更新と新鉱区の追加取得について、同国最高石油評議会(SPC)との間で、交渉の基礎となる主要条項・条件で同意したと発表した。これにより利権の更新と新規利権を獲得できる可能性が高くなった。
現在の利権協定は2012年12月5日に期限を迎える。同社は新たに2012年12月6日から30年間の利権協定を結ぶ前提で協議を進めている。
新鉱区として現在アブダビ石油が操業する油田近くに位置し、鉱区内に未開発の構造が存在する。アブダビ石油は鉱区取得後、評価井の掘削を含む評価作業を実施し、相当量の原油埋蔵量が確認された場合、保有する既設地上生産設備を最大限活用できることから、効率的に開発・生産が可能となる。
新たな利権協定の権益は、アブダビ石油が100%保有する予定。
同社は今後、最終合意に向けて詰めの交渉を行っていく。