元アウディのデザイナーを起用 鳥取発のEV事業

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元アウディデザイナー、米子市でのEV製造事業に参加
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鳥取県米子市で電気自動車(EV)事業開始の準備を進める、環境エネルギーのベンチャー企業ナノオプトニクス・エナジー社は27日、EVの開発・製造に関して、元アウディのデザイナーで、SWdesign代表の和田智氏をクリエイティブデザイナーに決定したと発表した。

和田氏は、1983年武蔵野美術大学卒業後、日産自動車に勤務し、初代『セフィーロ』や初代『プレセア』、EVの『ハイパーミニ』などのデザインを担当、その後1998年に独アウディに移籍しシニアデザイナー兼クリエイティブマネージャーとして現行『A6』、現行『A5』などのデザインを担当、2009年6月に独立し、SWdesignを主宰している。

ナノオプトニクス・エナジー社は、2011年春の操業開始を目指して鳥取県米子市にEV製造工場の設置を進めている。3月に発表された将来構想としては、数年でセル生産からライン生産にシフトするとしている。地元の企業の部材も積極的に活用しながらEV事業を同拠点から立ち上げていく予定で、2011年度から販売を開始し、2015年度の売上は、約1000億円を目指しているという。

今回、和田氏は、EVの開発・製造に関してのCCO(Chief Creative Officer)としてコンセプトから製品ラインナップの企画、デザインの統括までをおこなう。

記者会見には、和田智氏のほか、ナノオプトニクス・エナジーの藤原洋社長、平井伸治鳥取県知事、ユビテックの荻野司社長が参加。同記者会見において、設置するEV生産工場のITによるグリーン化に関してナノオプトニクス・エナジー社とユビテックの業務提携も発表された。

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