トヨタ クラウン のエコカー傾向…ハイブリッドのベース車変更

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クラウンハイブリッド
クラウンハイブリッド 全 2 枚 拡大写真

2月にマイナーチェンジされたトヨタ『クラウン』だが、その「ハイブリッド」モデルのベース車が、それまでの「アスリート」から「ロイヤルサルーン」に変更された。その理由をトヨタ自動車製品開発本部トヨタ第1乗用車センター製品企画チーフエンジニアの山本卓氏に聞いてみた。

[写真:3モデルのクラウン]

「まず、クラウンのハイブリッド車を購入しているユーザーを調査しますと、6 - 7割前後がいわゆる法人登録なのです。企業の公用車として購入するのは、環境対策に取り組んでいるというメッセージを伝えたいこともあると思います。そうなると、ベース車両は走りや個人所有を意識したアスリートではなく、ロイヤルサルーンのほうがよいのでは。となって、今回はベース車両を変えました」

現在、クラウンには、ロイヤルサルーン、アスリート、ハイブリッドの3つのモデルがあるが、売上の構成でいくとハイブリッドが全体の25%程度を占めるという。現状では、減税措置もありハイブリッドの比率が増えてきている傾向があるそうだ。価格が多少高くてもランニングコストが下げられるなら、財務会計の視点からハイブリッドという選択もあるのかもしれない。

いっぽう純エンジン車は、今回のマイナーチェンジで対応ガソリンをレギュラー化し、10・15モードの燃費も12.0km/リットルから12.4km/リットルに改善するなどして、2.5リットルのモデルもエコカー減税の対象になった。

この理由については、「経済危機の影響か近年の傾向として、クラウンでもダウンサイジングというか、3リットルエンジンのモデルより2.5リットルエンジンのモデルが売れています。比率でいくと2.5リットルが7割くらいを締めています」(山本氏)と、主力モデルも9月まで延長された減税措置を受けられるように、とのことらしい。

《中尾真二》

テクノロジージャーナリスト・ライター  中尾真二

アスキー(現KADOKAWA)、オライリー・ジャパンの技術書籍の企画・編集を経て独立。現在はWebメディアを中心に取材・執筆活動を展開。インターネットは、商用解放される前の学術ネットワークの時代から利用し、ネットワーク、プログラミング、セキュリティについては企業研修講師もこなす。エレクトロニクス、コンピュータのバックグラウンドを活かし、自動車業界についてもテクノロジーを中心に取材活動を行う。

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